ご挨拶
2023年12月1日、2日に日本健康学会第88回大会を弘前で開催致します。テーマは、「集団の健康と環境、プラネタリーヘルス」です。
今大会では、「環境をどうとらえるか」をメインシンポジウムに、「環境保健学からプラネタリーヘルスへ」と「地域医療と民族衛生の交差点」とあわせて3つのシンポジウムを設けました。
特別講演は、弘前市の藤代健生病院の関谷修院長に「津川武一と太宰治、同級生としての葛藤」をテーマにお話しいただけることになりました。津川武一は、津軽の地域医療の先駆者の1人であり、医療のみならず政治、文学における業績も多大で日本を代表する社会派の医師です。太宰治は言うまでもなく青森出身です。
第88回大会は、日本健康学会らしく、また青森らしさも盛り込んだプログラムとなりました。
懇親会では、弘前のリンゴで作られたシードルで乾杯致します。皆様に学会とあわせて冬の入り口の青森を楽しんでいただければと思います。是非、弘前にお越しください。
2023年8月16日
井原一成
弘前大学 大学院医学研究科 社会医学講座
出典)公益社団法人 弘前観光コンベンション協会
プログラム
【特別講演】
座長: 小島 光洋(墨田区図書館運営協議会)
関谷 修 (藤代健生病院院長)
「津川武一と太宰治、同級生としての葛藤」
【シンポジウム1】
環境をどうとらえるか
座長: 本田 靖・山内 太郎
日 時:2023年12月1日(金)
場 所:大会議室
本田 靖 (国立環境研究所気候変動適応センター)
概論-環境をどうとらえるか
今井 秀樹(石川県立看護大学健康科学講座)
「化学的環境-複合曝露をどうとらえるか」
岡 和孝 (国立環境研究所気候変動適応センター)
「熱環境-熱中症救急搬送の地域的相違と生理学的・非生理学的的適応」
橋爪 真弘 (東京大学大学院医学系研究科)
「地球温暖化-プラネタリーヘルスへ」
【シンポジウム2】
環境保健学(環境→ヒト)からプラネタリーヘルス(人間⇄環境)へ
ー 人間→環境(他者の視点)を考える ー
座長: 渡辺 知保・大西眞由美
日 時:2023年12月2日(土)
場 所:大会議室
渡辺 知保(長崎大学)
環境保健学からプラネタリーヘルスへ-「他者の視点」を考える
原 圭史郎(大阪大学 大学院工学研究科)
フューチャー・デザイン - 将来世代視点を取り入れた意思決定と評価
駒形 朋子(東京女子医大・看護学部・看護管理領域)
だれにどんなケアをしてほしいか~<ケアする側の視点vsケアされる側の視点>
杉山 祐子(弘前大・人文社会科学部・文化財論講座)
豊穣も不調も他者とのかかわりのなかにある
:ザンビアのミオンボ林に生きるベンバ社会の事例から
【シンポジウム3】
地域医療と民族衛生の交差点
座長: 小島 光洋・関谷 修
日 時:2023年12月1日(金)
場 所:大会議室
小島 光洋 (墨田区図書館運営協議会)
「『医療の社会化』運動と民族衛生学会」
西山 緑 (宇都宮大学地域デザイン科学部)
民族衛生の使命と地域医療の役割 -1931年から90年の時を超えて-
田中 誠二 (新潟大学人文社会科学系)
戦後日本の地域保健と民族衛生 -「衛生教育」の展開を切り口に-
【ランチョンセミナー】
共催 株式会社明治安田総合研究所
座長 李 廷秀 (東京医療保健大学・教授)
守山 正樹 (福岡大学医学部名誉教授・前日本赤十字九州国際看護大学教授)
「画像生成AIを活用して、健康(well-being)の意味を考える」
加藤 大策 (明治安田生命・明治安田総合研究所 フェロー)
「明治安田生命グループ6万人が取り組む「健康に向けた前向きな活動」支援の成果」
*当日8時30分より大会受付において整理券を配布します(先着50人まで)
【学術サロン】
「医療の社会化の行方」
オーガナイザー
小島 光洋 (墨田区図書館運営協議会)
指定討論者
丸井 英二(人間総合科学大学)
【一般演題発表・ポスター】
口演(会場発表)
ポスター発表 (会場発表及びオンライン発表)
【関連行事】
理事会 2023年11月30日(木曜日)18時30分~20時
於 ヒロロ 多世代交流室1
https://www.hirorosquare.jp/access.html
評議員会 2023年12月1日(金曜日) 12時10分~
於 弘前大学 医学部コミュニケーションセンター 小会議室
懇親会 2023年12月1日(金曜日) 18時30分
於 CAFE & RESTAURANT BRICK(弘前レンガ倉庫美術館カフェ)
https://www.hirosaki-moca.jp/cafe-shop/
弘前の美味しいシードルで乾杯します。参加・演題申込フォームから登録下さい。
先着45人。会費5500円。是非参加ください。
バス
弘前バスターミナル
徒歩 約30分
バス 約15分 10番のりば駒越線「大学病院前」下車
電車
JR弘前駅
徒歩 約35分
バス 約15分 6番のりば駒越線]「大学病院前」下車
弘南鉄道
中央弘前駅から徒歩約7分
タクシー
弘前大学
医学部コミュニケーションセンター
〒036-8203 青森県弘前市本町40-1
JR 弘前駅から 約15分
一般演題募集要項
1.演題申込期間 2023年8月1日~10月10日 抄録も同時に提出 ※9月20日に期間延長しました。
2.申し込み方法 総会WEBサイトよりメールフォーム
3.発表方法
1) 口演
ⅰ)会場で発表・ディスカッション
オンライン配信(ZOOMでの発表はありませんが、視聴は可能です)
2) ポスター
ⅰ)会場で発表
ⅱ)オンライン(録画発表+オンラインディスカッション)
4.申込資格
筆頭著者および発表者は本学会員であることが必要です。
※日本健康学会への入会案内はこちら
5.参加費
*総会テーマに関連する演題に限らず、健康に関連する演題を広く募集します。
*口演枠に限りがあるため事務局判断で口演を希望されてもポスターにしていただく可能性があります。
*申込時に会場とオンラインとの発表の希望をお知らせください。